こんにちは!
今回は、
学校のテストで珍解答が現れる理由
について検証していきます。
例えばこういうやつ
問題 有機物が燃焼すると必ず生じるものは? pic.twitter.com/nb3ETuwBel
— 珍回答bot (@kaitou111) 2015, 10月 6
…子どもの果てしない
想像力と想像力に
腹筋崩壊しそうになりますよね(笑)
管理人が塾講師をしていたときも、
社会のテストで
「『維新三傑』の名前を書きなさい」
(正解→西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通)
という問題に対して、
「たけし」
「タモリ」
「さんま」
と『お笑いBIG3』を解答した
ツワモノがいました(笑)
確かに昭和から平成にかけて
お笑い界を揺るがした
3人ではあるけれども(汗)
「真面目に書きましょう」
と冷たく書かれた先生の赤い字が
面白珍回答と対照的でした…
こういうとき、○つけする先生も
「先生はタモリが好きです」
とかちょっと乗ってくれると
その先生を好きになりそうですよね。
しかしそもそも、
なぜこういったテストの珍回答
というのは生まれてしまうのか?
今回はその点について
考えてみました。
「フダンの努力」のフダン、正しい漢字はどっち?
学校のテストは基本的に
担任の教師や科目の先生が
問題を作成します。
彼らはプロの教育者です。
教科書や指導書を参考にしながらも、
独自性の高いテストを作成するため、
過去の問題文と重なる事はまずありません。
ただ、時おり問題文の書き方によって
先生の意図が正しく生徒に伝わらない事があります。
例えば、漢字のテストで
「フダンの努力によって、大学合格を果たした」
といった問題を出題した国語の先生が居ました。
フダンの部分を漢字に直せ、
といった趣旨の漢字問題なのですが、
先生の意図した正しい解答は
「不断」
なのですが、文章の作りにより、
「普段」
でも意味が通ってしまったのです。
もちろん文章的には両者とも
正解であり、正誤は誰にも付けられません… 汗
珍回答が生まれる原因とは
その出題に対して、不断ではなく
普段を明記した生徒が実際に
学校にいたのですが、教師の意図した
解答でなかったため、珍解答として
処理されました。
また歴史の出題でも
「種子島に上陸したのは何人?」
といった問題がありましたが、
こちらも出題の文体がやや悪く、
正しい解答であるポルトガル人ではなく
「その人数」を記入した生徒が大勢いたのです。
珍回答はお馬鹿な解答として
ネットや本で話題になっていますが、
中には学校側のテスト文に難がある
事例が珍しくありません。
本来学校のテスト文とは、
生徒が正しい解答以外を
発想出来ないように教師が工夫する
ものなのですが、
時々ボタンの掛け違いから
珍回答が誕生してしまうのですね。
親としての器が問われる
子ども同士で見せ合ったり
ネット上に流れるテストの珍解答を
見て笑っているうちはいいですが、
実際に自分の子どもがおバカな
珍解答をしたらと思うと笑えるかなー、と思います 汗
まあそこは親の器が試されますね。
あなたの家はどうかな?